【SVシングル 最終レート2005】ガチカミガッサツツミドラン【S8:最終401位】

初めましてTateです。

シーズン8にてレート2000を達成することが出来たので記念に構築記事を書いてみました。

構築記事を書くのは初めてで至らない点もあるかもしれませんが、よろしければ見ていってください。

【結果】

TN:Tate 最終R2005 401位

 

【構築概要】


【コンセプト】

・パオジアンに勝てるポケモンで固める

・強いポケモンを強い型で使う

・ゴジャボ色証統一

 

【構築経緯】

①じしんのないガチグマという面白い二つ名を持つ個体が手に入ったのでこのガチグマを軸に構築を組み始めることにした。

②次にガチグマに対して強いウーラオスやパオジアン対策として両者を上から叩くことのできるブーストエナジーハバタクカミ、その2体が先発として来た際に対面勝利することが可能なキノガッサを採用した。

③ここまでの3体では相手の初手草テラスドランに対し不利を取ったため相手の草テラスドランに対し後投げから処理が可能な飛行テラスヒードランを採用した。

④この時点で相手の初手襷パオジアンに対して明確な回答がなく、このままではレギュCと同じく一生つらら怯みに苦しむことになると感じたためつららを撃たれずに対面で確実に勝てるポケモンを探していた。そんな中アシキch - YouTubeさんの以下の動画に出会い妖テラゴツメツツミに一目惚れしたため即採用した。

youtu.be

⑤上記の5体の中に浮いているポケモンが含まれていないため毒菱展開に弱く、地震が撃たれ放題となっていたためAI Team Builderの力を借りてカイリューを加えたことでパーティーが完成した。

 

【個体解説】

じしんのないガチグマ

テラスタイプ:毒

性 格:意地っ張り

特 性:根性

持ち物:火炎玉

実数値:223(140)−209(236+)−126(4)−*−105(36)

−82(92)

技構成:地震/空元気/岩石封じ/守る

〈調整〉

H…16n−1で火炎玉ダメージ最小

A…11nで効率良く

HB…陽気水ラオスの水流連打確定耐え、陽気ガブの地震2耐え

HD…187ハバタクカミのムーンフォースが3.9%の低乱2

S…4振り60族抜き

 

Sラインに関して…4振り60族抜きまで振ることよってガッサ対策のヒスイヌメルゴン、ハバカミ対策のジバコイルを上から地震で叩くことを可能としている。また、後述する岩石封じと合わせることで環境に存在するほとんどのカイリュー、遅いサーフゴー、ミミイダイトウ構築のトリルミミッキュなどを岩石封じ→上から空元気or地震の2ターンで撃破することが可能であった。

技に関して…メインウェポンである地震、空元気に加え岩石封じと守るを採用した。草分けでなく岩石封じを採用した理由に関しては草分けでは残飯カイリューのマルチスケイルを破壊出来ないこと、接触技であるためゴツメのダメージを受けてしまうことが挙げられる。また、岩石封じがあることでカイリューサーフゴーの並びに非常に強く、テラスを切らずに悪巧みを積んでくるサーフゴーや地震を透かしてアンコールを狙ってくるカイリューをいとも簡単に倒すことが出来た。中盤まではビルドや剣舞を採用していたが根性未発動の火力の低さ、積める機会の乏しさがあまりにも気になったためそれらを切って守るを採用した。守るは安全に根性を発動させられるため実質無償でAを+1するのと変わらず、相手のテラスの様子見やアンコールの有無を確認することも出来たので非常に便利であった。

テラスタイプに関して…中盤までは水で使用していたが終盤あまりにもガチグマの水テラスがメジャーとなったこと、オオニューラ、ハバタクカミに対して対面で確実に処理したいと考えたため毒テラスに変更した。役割破壊のけたぐり&草結び、ガッサ対策ポケモンが所持している草テラバに対して非常に強くなり、水やノーマルテラス読みでドレパンorインファを撃ってくるラオスや聖剣を撃ってくるパオジアンに対しても体力を残しつつ撃破することが出来たのでこの判断は正解であったと感じている。

余談…このガチグマは不振の証を持っているため二つ名が「じしんのない」となっている。相手のサーフゴーがこちらが地震を持ってないことを信じてテラスを切らずに突っ込んでくる場面もあるので使う場合は気を付けたし。

 

どこかくたびれたハバタクカミ

テラスタイプ:霊

性 格:臆病

特 性:古代活性

持ち物:ブーストエナジー

実数値

151(164)−*−92(172)−173(140)−156(4)-174(28+)

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/甘える/痛み分け

〈調整〉

HB…意地ランドロス地震確定耐え、意地パオジアンのつらら落とし確定耐え

C…Sの実数値−1にしつつ振れる限界まで

D…余り、187ハバタクカミの妖テラ眼鏡ムンフォ7/8耐

S…+1状態の105族を抜けるようにしつつS>Cを満たして古代活性でSが上がるように

 

耐久に関して…本構築はカイリューが見せポケであり、実際のところ地面の一貫を切った選出をする場面が少なかっため今季の地面枠の中で最も火力が高いランドロス地震を耐えるところまでHBに振り分けた。ここまで耐久に振ることで現環境最強の物理アタッカーであるパオジアンやカイリューに対しても甘えるが間に合わないということがなく安全に処理することが出来たので良かったと感じている。

テラスタイプに関して…カイリューの神速無効を維持しつつ火力の底上げが可能な霊テラスを選択した。環境に存在するカミのほとんどが水もしくはフェアリーテラスであったため奇襲性能が高く、相手のサーフゴーやエナジーが発動していないカミを一撃で持っていくことが可能であった。また、ゴーストタイプ自体が優秀な耐性を持っているため甘える痛み分けとの相性も良かった。

注意点…素の火力は無振りツツミを落とせないほど低いためガチグマやキノガッサで霊テラスを誘うなどの工夫が必要。また、ブーエナカミ同士のミラーでは基本抜かれており瞑想の起点にされかねないため注意

余談…火力が低いため瞬間1位レンタルのオボン持ちH252オオニューラに対しシャドボムンフォで軽業を発動させずに倒せるなど思わぬ利点もあった。最後のレート2000チャレンジの試合ではラス1ハバカミvsヒスイヌメルゴン対面で調整、技構成、テラスタイプ全てが噛み合ったことで勝利を収めることが出来たのでこの子を使っていて良かったと心の底から思っている。

 

ちっちゃいキノガッサ

テラスタイプ:霊

性 格:陽気

特 性:テクニシャン

持ち物:気合の襷

実数値:136(4)−182(252)−100−*−80−134(252+)

技構成:タネマシンガン/マッハパンチ/岩石封じ/キノコの胞子

 

調整に関して…至って普通の最速ASガッサ。最速にすることで多くのカイリューや遅いウーラオスミミッキュを抜くことが出来たので性格は陽気で良かったと思っている。Hに4振られているがBに4振った方がガッサミラーで有利になるので絶対にそうした方が良い。

テラスタイプに関して…今季は水ラオスが覇権を握っていたため炎テラスではなくカイリューの神速を無効化できる霊テラスで採用した。例えば初手対面をHP1で突破し相手がカイリューが繰り出してきた場面。こちら視点では相手にガッサを上から叩けるポケモン(ハバカミ、パオ、ミミッキュ等)が裏にいない、もしくはマッハパンチが痛いポケモンが裏にいると考えることが出来るので霊テラスを切りつつカイリューに胞子or岩封を撃ち込むことでかなりのアドを取ることが出来た。ただし、全体の採用率から考えれば少数派であるがアクアジェット持ちやガッサ抜きまでSを振っているカイリューも一定数存在するため上記の例はあくまで後続にテラスを残す必要が無い場合にのみ行うこと。

注意点…オオニューラ、ヒスイヌメルゴン、サーフゴーを強烈に誘う点に注意が必要。また、最長眠り&タネガン5発で上振れることもあるが最速起き&タネガン2発&岩封外しで下振れることもある。

 

遠い昔のヒードラン

テラスタイプ:飛行

性 格:臆病

特 性:貰い火

持ち物:突撃チョッキ

実数値:197(244)−99−135(68)−164(108)−132(44)−113(44+)

技構成:マグマストーム/大地の力/テラバースト/ヘビーボンバー

〈調整〉

HB…陽気鉢巻パオジアンの聖剣15/16耐え

A…ヘビーボンバーの威力を上げるため個体値31

C…D4ツツミがマグスト+バインドダメで確1

D…余り、臆病ツツミの抜群フリドラ2耐え

S…最速ガチグマ抜き

 

テラスタイプに関して…レギュレーションDが始まる以前から相手の草or虫ヒードランメタとしての飛行テラスドランが強いと考えていたためそのまま採用。シーズン中盤までは相手が初手にドランを投げガッサと対面させてきた場合99.9%草テラスを切ってマグストを撃ち込んできたためこのドランに引く動きが安定した。マグスト大地2ウェポンのドランを完封出来るため飛行テラバを撃ち込んだ後に交換読みでマグストを打つ動きも可能であった。

技に関して…飛行テラバを採用することで草&虫ドランだけでなくウーラオスやオオニューラにも強く、飛んでくるインファを半減に抑えて倒すことが出来た。最後の一枠に採用したヘビーボンバーはテラスを切らずに瞑想を積んでくるカミや受けループのハピに非常に刺さり試合を決める一手となる場面が多々あったため個人的にはラスターカノンより優先度が高いと思っている。

 

ふんぞり返ったカイリュー

テラスタイプ:ノーマル

性 格:意地っ張り

特 性:マルチスケイル

持ち物:隠密マント

実数値:191(196)−183(100+)−115−*−120−127(212)

技構成:神速/地震/竜舞/羽安め

〈調整〉

H…16n−1

A…余り

S…竜舞2回で最速スカーフガブ抜き

 

最強の置き物…自分のカイリューの練度が低く使ってもカモられるだけとわかっていたので選出画面で地面の一貫を切り圧をかける枠として活躍して貰った。隠密マントによってオオニューラとパオジアン、キョジオーンに理論上は強い。以上

 

スキを狙うテツノツツミ

テラスタイプ:妖

性 格:臆病

特 性:クォークチャージ

持ち物:ゴツゴツメット

実数値:131−*−134−176(252)−81(4)−206(252+)

技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/テラバースト/クイックターン

 

調整に関して…対パオジアンを意識して最速。火力も欲しいためCS特化

テラスタイプに関して…ドロポンを撃たずにテラバーストでパオジアンを襷まで削れ、返しの聖剣や噛み砕くを半減に抑えることが可能なフェアリーで採用。ゴツゴツメットと合わせることで先発襷パオジアンに対しつらら怯みの理不尽運ゲーを押し付けられることなく体力を十分に残して処理が可能であった。パオジアンに苦しめられていてマフォクシーレイドの妖テラピースが余っている人は是非試してみて欲しい。

注意点…初手に来たエナジーハバタクカミやスカーフ持ちの高火力アタッカーに無償で撃破されたり、パオジアンに対してフェアリーテラバを撃った時にヒスイヌメルゴンに引かれると世界が終わるためパオジアンにテラバを撃ち込む動きを確実に通せる構築か、ツツミに初手テラスを切ることで後続に3タテされる可能性はないかといった見極めが非常に重要であった。また、一応テラスを切らずともドロポン+ゴツメダメでパオジアンと相打ちを狙えるがドロポンの命中率やテラスを切られる可能性、チョッキパオの存在を考えるとあまりお勧めできない。

 

【最後に】

シーズン5,6では最終日にレート1990台から勝つことが出来ず非常に悔しい思いをしたのでシーズン8にてようやくレート2000に手が届き報われた気分になった。次はさらに上位を目指せるようにカイリューの練度を高めていきたい。

 

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