どうもみなさんこんにちは Tate です。
前期S8に続いてS9でもレート2000を達成し過去最高の最終100位台を達成できたので今期も構築記事を書いていきます。
並び自体は普通の対面構築ですが、パーティーのポケモン達の調整にはかなり自信がありますのでもしよろしければ個体紹介だけでも見ていってください。
【構築概要】
【結果】
TN:Tate 最終162位 レート2035
【構築経緯】
①ガチグマの弱点である草、氷、格闘技を半減以下に抑えることのできるサーフゴーとサーフゴーの弱点であるゴースト技を無効化できるの並びに可能性を感じたためこの2匹を軸とした構築を完成させることを目指した。また、記事タイトルのゴールデンカムイは熊+黄金ということでここから採用した。
②上の並びを軸とするにあたって過去に似たような戦術が使われていないか調べたところ、剣盾の時代にという並びが使われていたことを知った。加えて、は①の2体が不利を取るパオジアン&ハバタクカミにも強いためこの戦術はSVでも通用すると考え、パルデア式とも呼べるの並びが完成した。通常であればこのはトリックルーム型とするべきところであるがやの並びが流行ったことでトリックルームを枯らしてくる上手いプレイヤーが増えたため簡単には通用しないと考え、決まれば相手のエースを100%ガチグマの餌にできる後攻の尻尾トリック型で使用した。本当はまだ誰もSVで後攻の尻尾ミミッキュを使って結果を出していないため自分が一番初めに結果を出してやろうと考えていたことは内緒。これは、意図していなかったことであるが後攻の尻尾を押し付けられ削れた相手をガチグマで倒すと次のターンに根性が発動した体力MAXのガチグマと相手のポケモンが対面することになるためガチグマのネックであった初動時の火力の低さを補うことが出来たのも大きい。
③残りのポケモンは上の並びを悟らせないことを意識し極力テンプレ寄りにすることを考えた。また、上3匹ではやに弱いためこの2匹に対抗することのでき、前期から使い慣れていたを採用した。
④最後の1体は地面の一環を切ることができ選出画面での圧力があるポケモンを求めた。テラスを切らずに戦え、上のポケモン達が不利を取る相手に対しても広い技範囲で殴っていけるが補完枠して最適であったため の並びが完成した。この並び順にも意味があり、一見BIG6の派生パと思わせるだけでなく両端にカイリューとキノガッサを配置することでなるべく初手にパオジアンを誘い込むようにしている。
【個体紹介】
じしんのないガチグマ
テラスタイプ:水
性 格:意地っ張り
特 性:根性
持ち物:火炎玉
実数値:223(140)−198(156+)−126(4)−*−105(36)
−92(172)
技構成:地震/空元気/岩石封じ/守る
〈調整〉
H…16n−1
A…11n
HB…陽気パオジアンのつらら落とし確定耐え
HD…187ハバタクカミのムーンフォースが3.9%の低乱2
S…4振り70族抜き、Sが1段階下がった準速サーフゴー抜き抜き
本構築の軸その1
前期使用していた個体のS実数値を82から92へと引き上げ対面性能をさらに高めた。岩石封じ→空元気で環境に存在するほぼ全ての型のカイリューに対面勝利することができる他、水テラスを切ることでパオジアンや連撃ウーラオス、サーフゴーにも対抗することができた。また、ここまでSを振ることで環境に多かったハッサムの上を取ることができ、受け出しからの対面操作を許さずに突破することも可能であった。Aは前期に比べ大きく削ってあるが元々の火力がオーバーキル気味であったことから火力不足に感じたことは一度もない。選出率No1
サーフゴー
テラスタイプ:鋼
性 格:控えめ
特 性:黄金の身体
持ち物:拘り眼鏡
実数値:175(100)−*−116(4)−188(140+)−113(12)−136(252)
技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/10万ボルト/トリック
〈調整〉
H…16n−1
S…ミラーやカイリュー意識で最速
HD…187ハバタクカミのシャドーボール7/8耐え
C…余り、シャドーボールで無振り水ラオスが50%の乱数
本構築の軸その2
A個体値3の色違い個体を使用。頼れる相棒の二つ名をつけたかったが最後までついてくれなかった。ガチグマと並んで本構築最強の火力の持ち主。鋼テラス眼鏡ゴールドラッシュの火力は凄まじく体力満タンの等倍テラスを切ったキョジオーンを吹き飛ばす他、ラス1からなんども試合を巻き返してくれた。Cを削ってDにもう少し回せば187ハバタクカミのシャドーボールを確定耐えすることができるが火力の方が欲しい場面の方が多かったので調整は間違っていなかったと思う。サブウェポンの枠は自己再生、悪巧み、サイコショックなど他にも選択肢があったが10万ボルトの使用感がもっとも良く水ウーラオスやドヒドイデなどによく刺さった。選出率No3
オーラを感じるミミッキュ
テラスタイプ:フェアリー
性 格:意地っ張り
特 性:化けの皮
持ち物:後攻の尻尾
実数値:159(228)−154(236+)−104(28)−*−127(12)−117(4)
技構成:じゃれつく/影撃ち/トリック/呪い
〈調整〉
H…16n−1
A…11n
HB…意地パングロラオスの水流連打を化けの皮込みで確定耐え(水テラスされた場合22.65%の乱数)
皮ダメ+意地パオジアンのつらら落とし確定耐え
HD…臆病C努力値196以下のハバタクカミのシャドーボールを皮ダメ込み50%以上で耐え
S…余り
本構築の地雷枠
相手のエース、ギミックキラーであり、後攻の尻尾を押し付けられたエースポケモンはもれなく全員ガチグマの餌になった。また、呪いとガチグマの守るやテツノツツミの身代わりを合わせることで厄介ないわゆる害悪ポケモンもハメ殺すことができる。後攻の尻尾トリックは電磁波のように外しやラム、電気テラスでの不発に怯えることもなくトリックルームのように枯らされて終了するわけでもないため決まれば確実にエースポケモンを潰すことができるのが非常に強力に感じた。特にエナジーハバタクカミは絶好のカモであり受け出しからでも皮ダメ+シャドーボールで落とされたことはほとんどなく、テラスを切ってきた場合はその時点で試合が決まることも多かった。終盤ではパオジアンの草テラスやラム持ちが増えキノガッサの初手が安定しなくなったためほとんどの試合で先発出場し多くのパオジアンの相手をしてもらった。化けの皮のおかげで絶対零度にも怯えずに済むのがデカい。選出率No2
スキを狙うテツノツツミ
テラスタイプ:霊
性 格:臆病
特 性:クォークチャージ
持ち物:ブーストエナジー
実数値:145(108)−*−136(12)−161(132)−81(4)−(252+)
技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/テラバースト/身代わり
〈調整〉
S…ハバタクカミ&パオジアンの上を確実に取りたいため最速
HD…187ハバタクカミのムンフォ7/8耐え
HB…陽気パオの聖剣+氷の礫最高乱数切り耐え
C…H4ハバタクカミがハイドロポンプで確定2発
調整に最も苦労したが最終的には既存のCS型を上回る性能を発揮したポケモン。ハバタクカミに対面勝利できるテツノツツミをコンセプトに調整を始め、当初はムーンフォース確定耐えまで耐久に振っていたがフリーズドライ+霊テラバをハバタクカミに、ハイドロポンプ+霊テラバをサーフゴーにあまりに多くミリ耐えされたため耐久を落とし火力を引き上げた。そして現在の努力値調整に至ったわけだがこれが非常に強く、エナジーハバタクカミのムーンフォースは100%耐えることができ、前述したようなミリ耐えされることも全くなくなった。物理方面も種族値のおかげで高く、陽気パオジアンの聖剣を耐えるのは勿論のこと特化カイリューの地震も2耐えするため扱いやすかった。また、この個体は採用していないが環境にアンコール持ちのツツミが非常に多かったため警戒を逆手に取って後続に攻撃を叩きこんだり、勝手に降参してもらえる試合まであった。
ふんぞり返ったカイリュー
テラスタイプ:ノーマル
性 格:意地っ張り
特 性:マルチスケイル
持ち物:達人の帯
実数値:167(4)−204(252+)−115−108−120−132(252)
技構成:神速/地震/アイススピナー/10万ボルト
〈調整〉
A…特化
S…ミラーや遅いサーフゴー意識で準速
H…余り
本構築の補完枠
当初は飛行テラスの初手テラバ型で運用していたが相手のカイリューに勝てずパオジアンに非常に弱くなったためノーマルテラスに変更した。その後、8/27に10万ボルトを搭載し運用し始めたことが本構築の転機となり最終盤に2桁帯まで駆け上がることができた。テラスを切らずにウーラオスとカイリューに勝てるカイリューをコンセプトとし、耐久無振りであれば前者は帯10万+神速で後者は帯アイススピナー+神速で倒すことができるようになっている。実戦では想定以上に耐久振りの遅い水ラオスが多く、あまつさえ目の前でビルドアップを積んでくる個体までいたため上から10万ボルトを2回叩き込む動きが面白いように刺さった。加えて物理受けであるヘイラッシャや水テラスサーフゴー、アーマーガアに対する圧力にもなり、麻痺の勝ち筋を引くこともあった。また、アイススピナーもカイリューだけでなくガブリアスやランドロスへの強力な打点となったため使い勝手が良かった。クラベル校長の言っていた宝物(カイリュー)を遂に見つけることが出来たと感じている。
ちっちゃいキノガッサ
テラスタイプ:霊
性 格:陽気
特 性:テクニシャン
持ち物:気合の襷
実数値:135−182(252)−101(4)−*−80−134(252+)
技構成:タネマシンガン/マッハパンチ/岩石封じ/キノコの胞子
〈調整〉
A…特化
S…ミラーや準速ガッサ抜き調整を意識し最速
B…余り
前期に引き続いての採用。前期に比べラム持ちや草テラスのパオジアン、怯み技(エアスラ)持ちのカイリュー、水テラス鉢巻水流連打マンが初手に来ることが増えたため初手に出すことは終盤になるにつれ減っていった。それでも選出誘導力が高いためパーティーにいるだけで仕事をこなし毎回同じような選出をされるため戦いやすくなった。また、対ミミイダイトウ構築への性能が高くこいつを一匹裏に残しておくだけでイージーウィンを量産できた。今期はちゃんと余りをBに振ったためミラーで勝つこともできた点もGood
【選出】
先発を投げ一体撃破し相手のが出てきたタイミングでを投げる。大抵影撃ちから入ってくるためそのまま岩石封じ→地震で対面処理してトリックルームをさせない。仮にトリックルームをされた場合はガチグマの守るでターンを稼ぎつつ最後にを投げ相手に最速起き&タネガン2発を引かなければ勝利。先発から入ることもあったがミミッキュが影うちしてくるタイミングでガチグマに引けば基本同じ展開になる。
先発を出し、起点にされるタイミングでを投げる。ミミッキュで荒らしたのちを着地させ粉砕する
先発のアイススピナーでフィールドを破壊してシード展開を阻止する
・対受けループ
キノガッサで胞子をばらまいて眼鏡サーフゴーと根性ガチグマで受からせない。ラッキー+物理受け×2の選出をされることが多いのでラッキーに眼鏡を押し付ければあとはどこか一回でも択勝ちした時点で相手のサイクルが崩壊する。催眠→高火力サイクルを押し付けることで相手は催眠ターンの消費はおろか回復もステロ撒きも一撃技を放つことも満足にできなくなるため対受けループは記憶にある限り全勝した。初手にドヒドイデが来た場合は草テラスの可能性があるので一度サーフゴーに引くと良いかもしれない。
【キツいポケモン】
【最後に】
自分はSVからポケモン対戦を始めましたがシーズン9で最終100位台を達成しようやく上位勢と呼ばれる人たちの領域に片足くらいは踏み込めたと感じています。今期は最終日に時間的余裕がなく潜ることは叶いませんでしたがS10以降は最終2桁を目標に頑張って最終日まで戦い抜きたいと思います。それではここまで記事を読んでくださってありがとうございました。記事に載せてる個体の流用や記事自体の引用も自由にして頂いて構いません
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